63秒違いで生まれた「魅影」と「影雄」
二人は最北の地で生まれ、最南で育った・・・・・・・・
やがて育ての親である祖母に先立たれ、再び孤独となった二人は、祖母の遺言通りに生まれ故郷に還った。
顔も忘れた両親、自分達の生い立ち・・・・・知らない事が多過ぎる二人。
日常から繋がれる過去と未来の話を、此処から始めよう。

最北にて ―――――


遺言 全ての始まりと終わり
花を喰ふ雄(ヲトコ) 少しだけ遡った平穏な日々と真夏の惰性と
最期のオペラ 静寂が有り余って流れていく
troubadourのネガティブな朗読 第三者からの視線、そして別れ
異境に咲く花 また逢う日まで、どうぞ御機嫌よう
Nameless Greenness 灰は灰に還り、二人は故郷に還った





  〜某人的孤独論、又はその恋愛

恋詩 影踏み 百年の孤独 真夏の螺旋